パミールの屋根問題とは!?

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パミールとは、名古屋市中区錦に本社がある東証一部上場、住宅用外壁材大手であるニチハ株式会社が1996年から2008年までに製造販売した無石綿スレート屋根材の名称です。現在では販売終了となっています。

1996年ごろから、各社アスベストを使用しない屋根材の販売がスタートし、これの代わりに使用された新素材がパミールであり、思っていたよりも粘着性能が弱く、早期の剥離劣化に繋がっていきました。

そもそもの素材に原因があるように思えますが、ニチハ側は経年変化を主張しており、補償の対象外としております。建築メーカーも施工不良ではないので補償対象外とし最終的にはお客様負担となっており、問題となっています。

パミール問題のそもそもの原因とは?!

前途の通りパミール問題のそもそもの原因は、アスベストの代わりに配合しているパルプ繊維などが挙げられます。

セメントのつなぎ役として非常に重要な役割を担っているこのパルプ繊維ですが、アスベストに比べると吸水率が非常に高く、JIS規格で吸水率28%以下を最低基準としていますが、パミールは吸水率24%となっています。

湿気や雨が降った際に、どんどん水分を吸水し屋根全体の劣化を早めてしまっているのです。

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パミールで報告のある事例

剥離・めくれ・浮き

屋根材の先端や端の部分が剥がれたり、反るようにして浮き上がっているように見えます。段階ごとに剥がれていく、まるでミルフィーユのように剥がれる層間剥離も出てきます。

また上記の劣化による、剥がれやズレが進行すると最悪屋根が落下し、大惨事になりかねません。

これをニチハ側は経年変化と主張しています。

こうなってしまったらどうすれば・・・

リフォーム方法は、別屋根材を上から被せるか葺き替え

塗装をすれば解決するようなイメージですが、すぐに劣化してくるので再び対策を練らねばなりません。塗装が出来ないわけではないですが、応急処置に過ぎません。

ニチハでも、経年変化の劣化の際の提案として、別屋根材を上から被せる工法を推奨していますが塗装に比べると高額になり悩ましいところです。

もしくは新しい屋根材に張り替える葺き替えが一番良いのではと思います。

自分の屋根は大丈夫だろうか・・・

自宅の屋根がパミールか確認する方法

こうなると自宅の屋根は、どんな屋根材でどのように施工されたか非常に気になるところです。ただ素人の方が外見で見てもわからないので次のような方法で対策して下さい。

・施工業者からの建築時の設計図を見る

・施工会社に問い合わせる

・塗装業者など屋根に詳しい方に見てもらう

その家に適した屋根材や、工法など一度詳しく見た方が良いケースがここ最近多くなってきています。スマイルリフォームにもお気軽にお問い合わせください。

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落下の危険性!賠償責任は家主に・・・

パミールの経年劣化により、朽ちた屋根は落下の恐れがあることも忘れてはいけません。

今の所そういう事例は報告されていませんが可能性として十分に考えられます。
自分や家族が怪我をするのも当然不幸な事ですが他人に被害を及ぼした場合、賠償責任は家主になる事、怪我で数百万、万一命を落としてしまうと数千万の賠償額になることもあります。

専門業者での早めの点検を推奨しております。

こうなってしまったらどうすれば・・・

問題はニチハの対応

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では一体パミール屋根材を製造していたニチハではどのような対応をしていたのか。

パミール屋根材での問題が生じた場合、新しい屋根材にする、いわゆる葺き替えの際に「アルマ」という屋根材を無料提供してくれるケースもあるようですが、年数や不具合、劣化の度合いなどで提供対象外となることが多いとのことです。

であれば尚更、施工前に屋根材の性質、経年変化は起こるものだがその度合い、などを詳細に説明するべきであると思います。

しかし現状は説明どころか、定期点検をやっておきながら「異常なし」と言われ、そのままになっているケースがほとんどです。弊社で最近対応させて頂いたお客様も2年前の点検では異常なしと言われています。

ニチハの建築メーカーの関係性は?!

本来であればニチハの屋根材を使用し施工した建築メーカーが、お客様の為にニチハに対し補償を強く求めるべきです。

しかしそれをしないのが現実です。

建築メーカーは有償でお客様からリフォームの依頼を受けれる、その際材料だけニチハから支給を受けられる仕組みを作っています、ですので他社に比べて安く工事を行えるので建築メーカーは利益が出る、ニチハは大きな損害にならずに丸く収めて貰える、win-winの関係が出来てしまっています。

しかしここで不利益を被るのはお客様です、本来なら必要ない修繕費を何十万円と支払わされるのですから。

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困っているならすぐにご相談を

ニチハのパミール問題は今でも多くのご家庭で悩まれていることです。急激に劣化が進むのが施工から10年~ですから、ここ数年被害のご相談も増えています。

ハウスメーカーの保証は10年まででそれ以降に症状が出る事から何の保証も受けられずにお客様の負担が増える事が多いです、ですので10年越えないうちの点検がとても大切です。

当社では築17年目のパミールのお客様に対し、ニチハや建築メーカーとの交渉でニチハ側に新しい材料を支給させる事に成功しております。

一般的に10年目以降のパミールに対しては何の保証もしないというのがニチハのスタンスですので、材料を支給させるだけでも僥倖と言えます。

どんなに些細な事でも構いません。お気軽にお問い合わせください。

問題はニチハの対応